カラクリ

【ケト適応の瞬間】

8月の半ばから心身共に忙しくなると同時に、1カ月余のダイエット=食事も糖質食併用となった。

基本的な1日のダイエットは、16-18時間の不食と昼と夕の2食。

日曜日はOMAD。

卵と魚、または鶏肉を昼に食べたら、夕はチャーハンで、その次の日はケトン食だけ、その翌日の2食は糖質漬け等と、献立は給食のように毎日さま変わりをしていた。

 

体調の変化としては、完全なケトジェニック・ダイエット期間と比べて、集中力に欠けたり、寝つきが悪かったり、感情の起伏が激しく、疲れやすいことが観察された。

それらの症状って、何かの病気とちゃう?

と懸念の色が窺えるかもしれないが、その心配とは逆で、ここ3週間で休みの日がたったの1日だけというぐらい肉体労働で忙しかったのだ。

しかも、この期間中に腰を痛め、毎晩フォームローラーに乗っかり、尻の凝りと肩の凝りを解消しながら腰痛を解決し、自己健康管理でも多忙を極めていたのだ。

 

糖質漬けをして、肉体的・感情的に重く感じてから数日間ケトン食だけにしたり、OMADをしながら1日中ペンキ塗りや庭の仕事で、ほとんど休みなく動きまわった時に良く感じたことがある。

それはケト適応の瞬間だ。

空腹のまま動き続けて3時間くらいが境だろうか、ちょっとしただるさや脱力感を感じ、ゆっくりと深呼吸をすれば一時的にだるさが消え、しばらくするとまただるくなり深呼吸を繰り返す。

深雪の中を進むような思いにかられているうちに、いつしかその重さを忘れ、とにかく動き続けているうちに、突如スイッチが入ったように、いきなり頭が冴えわたりだるさや疲れが消し飛んで、逆にちょっとした昂揚感を感じ出すことがある。

これがケト適応の瞬間だ。と信じている。

このような体内のシフトを感じるのは、前日の夕食から16-18時間後ぐらいで、例え夕食で重い糖質とスイーツを食べたとしても、不食24時間後には尿からケトンが検知される。

 

このケト適応を記述した最も古い文献は、1980年代後半にイヌイットと一緒に北極圏捜査をしたフレデリック・シュワッカの記録であり、衰弱感と無力感に苛まれていたものが、2週間ほどで感じられなくなったとある。

しかしながら、注意をして原始仏典やコーランなどに目を通せば、ケト適応を示唆した記述が見つかるかもしれない。

釈迦教団サンガは1日1食であったし、イスラムはラマダン月があるので、この期間中に書き残された文献に精神的な変化として、ケト適応が表現されていたとしても驚くには至らない。

 

ここでのポイントをまとめれば;

不食時間を増やし、または長くして、動き続けることで、糖代謝からケトン代謝のケトン人に戻るのは簡単なこと。

また、逆の表現を使えば、ケトン人なら食事の回数を減らし、動き続ければ糖代謝からケトン代謝にすぐ戻れることだ。

 

【発汗】

前回、吾人のステントに関わる医師団をボロクソに吠え立てたが、今週の月曜(16日)に病院から電話があり、26日の木曜にステントを取ってくれるとの朗報が入った。

そうして木曜日に、ステントを取り付けた大学病院の医師からも電話があり、もうステントは取り外したかと、アフターケアーの連絡もあった。

大学病院でステントを取り付け、退院後は大学病院系列の別の病院に吾人のカルテが移され、職場から車で5分の病院でステントと結石除去の手術がされる。

もちろんこの3週間、尿に色が付かない日はほとんど無かったが、「ケト適応の瞬間」と似た確信を深める体験をした。

それは発汗作用の効果だ。

労働中は色付き、トレーニング後も色付きだが、発汗をしたとしないとでは色と痛みの消滅とその後の気分の爽快感の違いがはっきりとしている。

もちろん発汗をした後は、全てが爽快である。

 

以前、当ブログの「魚食;メチル水銀」の項で、サウナと遠赤外線による発汗作用について触れたが、光線療法に関してはNCBI; The National Center for Biotechnology Informationで「light therapy」と検索すれば、49万近くもの大量の研究報告が見つかり、光線療法の評価が高まるのは時間の問題であろう思ってしまう。

今回ここでは、サウナについての講演を聞いたので、簡単に紹介させて頂く。

この講演は、アメリカのロンダ・パトリック博士 Ronda Patrick PhD の最近の講演で、東フィンランドで20年ほどかけて調査された研究報告を冒頭で紹介されている。https://www.foundmyfitness.com/episodes/sauna-heart-presentation

 

2千3百人の男性を対象に、サウナの常用と循環器系疾患の関係をまとめたもので、例えば心臓突然死との関係は;

・週に2-3回サウナを使用している人は、週1の人と比べ22%突然死のリスク減

・週4-7回の人は63%のリスク減。

上の被験者のサウナ入浴時間の違いは;

・入浴11分は7%のリスク減

・入浴20分は50%のリスク減

 

心血管死亡率は;

・2-3回は23%減

・4-7回は43%減

 

冠状疾患に対しては、持久力、心臓の大きさと病状の改善、虚血性疾患に対しては、血管内皮機能の改善が見られた。

全死因死亡率は;

・2-3回は24%減

・4-7回は40%減

 

アルツハイマー病は;

・2-3回は20%減

・4-7回は60%減

 

熱によって熱ショックタンパク質(HSP; Heat Shock Protein)が生産される。

このHSPは熱、化学物質、虚血などのストレスに対して発現が上昇して細胞を保護する働きがあり、これによって、ハエの実験では15%寿命が延びたとの研究もある。

(熱ショックタンパク質https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E7%86%B1%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA 

 

また別の研究では、25分間のサウナと25分間の適度な有酸素運動では、体はほとんど同じ反応を示すことが報告されている。

つまり脈拍数が1分間150で、サウナ後または運動後の脈拍と血圧がベースラインを下回ることだ。

 

以前に紹介した発汗作用とデトックス効果に関しては、水銀を始めカドミウム、アルミニウム、コバルト、鉛は排尿よりも発汗作用から排出され、エストロゲン、アンドロゲン、甲状腺ホルモンに影響を与えるビスフェノールA;BPA、ポリ塩化ビフェニル;PCBsやフタル酸エステルなどの化学物質も排出される。

https://www.foundmyfitness.com/topics/sauna#hydration-and-electrolytes

 

つまり、20分ほどのサウナや適度な有酸素運動を行なえば、これまで紹介してきた利益が得られるということで、ひょっとしたらお風呂も入浴の仕方で同様の効果を得られるものと想像できるのだが、残念ながらサウナほどには研究調査はされていないようだ。

 

ここでのポイントは、デトックスをしたいのなら、デトックス用のサプリ漬けなるのではなく、デトックス・ダイエットを試すのでもなく、発汗をすることが早道であり、安く、確実なものであると言うことだ。

また注意点として、発汗をすれば水分はもとよりミネラル、特に塩分が減るので充分な補給を忘れないように。

水分は喉が渇いたからガブ飲みではなく、渇かないように細かに頻繁に2飲み3飲みと口に含める飲み方が理想

吾人は若い頃からの癖で、渇いて一気飲みガブ飲みをしがちだが、喉の渇きを感じた時はすでに脱水状態であり、唇に潤いがある状態を保つように水分補給をするよう、結石を患った時から心掛けるようになった。

また塩分補給は、日中やトレーニング時に1リットルに重曹小匙1杯の重曹水を飲み、OMAD日に仕事をするときは1リットルの水に海岸塩小匙4分の3ほどを含めた塩水を飲んでいる。

 

【薬としての運動】

「運動をすれば痩せる、健康になる」は高く見積もって30%正解だろう。

残りは全て食事だ

吾人の体験にしても、2年半前まで現在と同様の肉体労働で、定期的にジムに通っていたが、168センチの身長で91キロの体重となり、体重のほとんどは筋肉量と錯覚し、鏡に映ったメタボはメタボとして認識せずに体格が良いと自身を騙していた。

そして2型糖尿病との宣告。

それが、ケトジェニック・ダイエットに変えてから、アレヨアレヨと面白いように腹が凹み、10代の頃よりも相当な筋肉量が減っていたことに気付かされ、2型は先に記したように、空腹で1日中動き回っても低血糖症状が無く、筋肉も確実に増えていることから、かなり改善されていると思う。

個人的には寛解したと言いたいが、医者が「寛解」と宣言しない限り、傲慢に出しゃばって寛解したと言わないのが礼儀であろう。

以前に当ブログで紹介した南アフリカのティム・ノークス教授も、70ものマラソンを走行したハードコア・ランナーであったが重度の2型糖尿病に罹患し、ケトジェニック・ダイエットをしてインスリン注射はまぬがれ、60代後半でクロスフィットを始めて現在70歳になっても筋肉量が増えているとの、これまでの常識を覆す実績を示している。

 

ジムなどの看板に減量・健康を掲げて食事指導をしない所は、巧妙な詐欺と言っても言い過ぎではないだろう。

ライザップでトランスフォームしたクライアントは、運動の内容や頻度云々ではなく、クライアントの食事管理に成功の鍵があったことは、もう常識であろう。

早い話しが、減量や健康は運動無しでできるものなのだ。

日本の法律ではわからないが、アイルランドでは栄養管理士でない限り食事指導はできない。

こちらのジムではスピンクラスやサーキット・トレーニングクラス、ボクササイズ、ブーツキャンプなど盛んで、決まってクラス好きのクライアントが参加しているが、食事指導の無いこれらの運動は、効果は期待しているほど得られることはない。

と同時に、食事がクソで頻繁に運動をしていても、健康を促進することはほとんど無いと断言できる。

また、ジムで筋トレをしている半分以上は、重量が重すぎて間違ったフォームとテンポであるか、軽すぎて全然筋肉を刺激していない人ばかりで、インストラクターはお客さんのご機嫌を損ねないよう、横から口を挟むことは無い。

また、パーソナル・トレーニングにしても、栄養管理士の資格が無い限り食事指導はできず、もしクライアントが減量をゴールにしていたとしても、食事管理をしないまま延々とトレーニングセッションを続けることとなり、良く言えば常連さん、悪く言えば基本収入と化すのが現実だ。

また最悪なのは、生体をよく理解せず、理解しようともしない怠けトレーナーやコーチは、我こそが正しいとプライドだけ高く、食事や栄養素などは重要ではなく、運動には一切関係ないと確信し、カーボは必須だと未だにバカ丸出しで、食事管理に目を向ける同僚に対して、あたかも間違いで問題だと言わんばかりの言動を呈するケースもあるが、そんなアホに限ってクライアントの結果は著しくなく、見るからにトレーナー自身が肥えているケースもよくあるものだ。

 

吾人はトレーナーとしての資格を修得したが、人様を騙して金儲けはしたくないので、基からトレーナーは踏み台の単なる一段目であり、今後、ある程度の食事指導ができるよう別なコースを受講する計画であるが、これが吾人の愛車ベンツ以上に高いのだ。

それ故に、来年に的を絞って、休みを返上して働いているとの経緯がある。

 

ここでのポイントは、食事を管理してはじめて運動の効果が得られ、運動は良薬の働きを為すことができるが、食事がクソであれば、運動は毒と変じると言うことだ。

 

 

【自己整体】

30代から腰痛に悩まされていたが、原因は筋肉が凝り固まって体のバランスが崩れていたことや「凝り=knots」自体であって、幸い脊髄ではなかった。

それ故、マッサージをして凝りをほぐせば痛みは即座に消えた。

今年に入ってから、フォームローラーが目につくようになり、ちょこっと調べユーチューブを観ながら試したところ、血行が良くなり体が火照った経験をしてから、「こりゃあ効くぞ」と週にトレーニング以上に行うようになった。

それに加えて、パーソナル・トレーナーの研修で、講師がここだけの話と口を細めて、フォームローラーやマッサージボールがあれば、整体師やマッサージ師は必要ないと漏らしたことに、「俺もそう思う!」と同意の唸り声を上げたことも忘れられない。

フォームローラーはマッサージや整体と同様の効果が得られるのだ。

 

またPTの勉強とは別個に、筋トレ後のストレッチは、筋肉痛の予防にはならないとのエビデンスを読み、筋肉痛予防にはマッサージが一番効くと知ってから、筋トレ後は必ずフォームローラーを行う癖が付き、筋肉痛と一味違う痛みを感じた時は、どこかが凝っていると理解して、フォームローラーの上で体を転がし、トリガーポイントを見つけたら痛みが軽くなるまで歯を食いしばって乗っかっていることが日常となった。

尻や大腿四頭筋などをほぐしている時など、足の先が痙攣することがあるが、痛みがほぐれると同時に痙攣も止むもので、この国のマッサージ師はここまでほぐすことはできないだろうと、なぜか痙攣する度にほくそ笑んでしまう変な癖が付いた。

また上体の筋トレ後、仰向けになってフォームローラーに転がっていると、背中がバキバキと音を立て、音が小さくなり少なくなると同時に体がほぐれ伸びる過程に快感を感じる妙な癖も付いてしまった。

 

ポイントは、痛いけど気持ちが良くなり、火照ってほぐれるフォームローラー。

運動する方、凝り性の方は、是非とも一度だけでも試していただきたい。

 

 

【切れやすい食材】

冒頭に糖代謝時には感情の起伏が激しいと記したが、これは怒りやすいと言うのが適切で、吾人の場合は運転中や仕事中の同僚(建て前は上司)に噛みつかんばかりに吠え立てることがままある。

丁度このブログを執筆中に、フェイスブックの友達Yさん(女性のY さんで、ダジャレ王のYさんではありません)が興味深い記事をシェアしていたので最後に紹介させて頂く。

この記事は「食事で怒りは抑えられる。エリカ・アンギャルさん直伝「キレない食事」」と題されたもので、血糖値とトランス脂肪酸に怒りの原因を見出し、オメガ3脂肪酸が気持ちを落ち着かすとの理論に、なんとなく納得してしまった。

と言うより、魅力的な笑顔に否応なく同意してしまったのが正直なところかもしれない。

https://www.mashingup.jp/2017/10/065448erica_angyal.html?fbclid=IwAR3EhbJbJtXElAYHbVutySal5Bt5n5SCetVBC4yQwgvSUM_jAULp3o_THqw

アンギャルさんはケトジェニックや糖質制限を進めているわけではないが、当たり障りのない穏やかな穀類へのアプローチが窺われると共に、血糖値のジェットコースターを避けるよう、トランス脂肪酸の太鼓判を押しながら、糖類やプロセスフードを遠ざけている。

献立て例では、ご飯やパンも組み合わせているが、ミス・ユニバース・ジャパンの栄養コンサルタントなので、吾人のようにご飯どんぶり2杯などではなくお椀1杯、パンなどは1袋ではなく1切れなどのレベルと察しが付く。

和食は怒りを抑えると高評価であるが、確かにご飯1膳であれば和食は最強であるが、吾人のようなイノシシは、おかずの豊富さからご飯はドンブリでなければ、つい怒り狂ってしまうものだ。

この記事をよく考えてみると、所詮キレる原因となるのは食事ではなく、食材である炭水化物である。

精神疾患には炭水化物が大いに影響しているとして、ケトジェニック・ダイエットを患者に施し、うつ病などの改善が見られた報告があるし、ここでリンクを紹介せずとも簡単に検索できるものだ。

また、逆にケトジェニック・ダイエットや糖質制限ダイエットを強く否定する連中を観察すれば、感情的で、偏見無しに認識しようとする態度など無く、新思考を受け入れられないほど脳が硬直し、数少ない古い否定的データを引っ張り出して頭から否定する一方で、人格的にもおかしく、一種狂人さを露呈しているのがほとんどだ。

これこそ糖質の弊害・毒に侵されている生き証人であり、もしもその裏に企業組織のバックアップがあるならば、金銭に狂ったカラクリを隠し、人様を犠牲にして自身の懐を肥やす悪党の類いであろう。

 

と言うことで、今回「カラクリ」と題した意図を汲み取って頂けたであろうか?

自身で勉強するのが面倒だとの怠け心と無知に付け込んで、真実を隠し秘したまま人様を食い物にして丸儲けをする輩がいるのは世の常かもしれないが、誰しも根気強く学んで今よりも賢くなれる潜在力を持っていると信じているが故に、このブログの題名に草の根の「革命」の文字を用い、悪循環の鉄鎖を破るべく自身学び続け啓蒙をし、腐ったカラクリを明確にしようとしているのが意図である。

今回取り上げたカラクリを項ごとにまとめていけば;

1.はじめてケト適応をするにはかなりのリスクもあろうが、健常者なら断食で3日、徐々にケトン食へと移行するなら2-4週間かかり、6か月間ケト適応を保てれば、それ以降は糖質食を食べようが、不食時間の多さで簡単にケトン人に戻れるものだ。

よって、ケトジェニック・アドバイザーなど長年にわたって必要ない。

丁度、運転免許を取るまでは運転学校が必須であるが、一度免許を取れば学校は必要無いのと同じこと。

2.デトックスをするための医師やグルも健常者には必要無し。

3.ジムに通ったから、毎日運動をしているから痩せる、健康になると言うのは嘘。

食事を変えることによって、運動無しで痩せ・健康になれる。

4.腰痛は、運動をしている人なら時として臀筋群やハムストリング、下腿三頭筋に凝りがあり、肩こりや頭痛などは広背筋、僧帽筋、最長筋、首に凝りがあることに起因していることが多い。

そこでフォームローラーが安く、手軽にできるものだ。

5.キレる人間が多いのは、炭水化物過剰に原因がある。

必須炭水化物など無い。必須でないなら必要ない。

 

ということであるが、何もケトアドバイサーや医師、パーソナル・トレーナーや整体師の絶滅を訴えているのではないことを強調しておく。

自分が強調したいのは、上のエキスパートたちは現代に存在しているほど必要ではなく、カスは処理して本物のエキスパートだけが必要であるとのことで、人格を備えた本物だけが生き残る世の中を願望しているのだ。

 

最後にダジャレ王Y さんの最近の言葉を紹介して本ブログを閉めよう。

「ステントを一刻も早く『捨てんと』イカン」

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