雑草談義

今回はバゾプレッシンについての予定でしたが、飛んでその次の記事が先にできてしまったので、順番を無視してご紹介いたします。

脳内快感物質に関連しているつぶやきです。

 

吾人は「草むしりなんて…」と、やりたくない気持ちを持っていますが、これは自身の意識上の気持ちであって、仕事や私生活で「仕方ない」と始めは思いつつも、やっているうちに心が落ち着き、やり終えた後の爽快感を満喫していることから、無意識下または体=同居している微生物たちは「草むしり」が好きなのではないかと思います。

ベジタリアン・サイトと評されるヘルスラインhealthline.comに「種、土、太陽:ガーデニングの多くの健康的な利点の発見」と題した記事がありました。

ロックダウン中にアメリカでは、野菜の栽培や庭の手入れが増えたことに照らして、ガーデニングによる健康促進の効能をいくつか紹介していました。

その利点を要約すれば;

①ビタミンD3の供給=骨と免疫力の強化。

しかしながら過度な紫外線への曝露を注意。

②エクササイズ=肥満予防、睡眠の促進。

③脳由来神経栄養因子;BDNFの増加によって記憶力、認識力の向上=エクササイズを受けての効能です。

「園芸療法」;ガーデニングを使用してメンタルヘルスを改善する療法が存在しているようで、韓国の研究で、認知症の人々に20分のガーデニングをさせたところ、脳神経成長因子の増加が見られたとのことで、認知症にとって効果的な治療法かもしれないと囁かれているようです。

④メンタルヘルスの改善=2011年の研究で、うつ病患者たちに12週間ガーデニングをさせたところ、メンタルヘルスの向上が見られ、しかも、その状態は数カ月続いたとのこと。

⑤ストレス解消

⑥中毒回復プログラム=中毒から抜け出た後のリハビリ・プログラムとしても、ガーデニングは活用されているようで、つまりは癒し効果があるということです。

https://www.healthline.com/health/healthful-benefits-of-gardening#builds-strength

 

さて、これまで庭の手入れをしていて、つくづく感じていたことは、「雑草の生命力の強さ」に心底から驚かされていたことであります。

毎回「もう生えないだろう」と確信できるほど雑草を処理するのですが、それは単なる願望であって、1か月後には決まって大地に色が付いています。

「これでもか!」と、まるで覇者であるかのようにむしり取っても、「まだまだぁ~!!」と以前よりも倍増して、地から湧き上がってくるのです。

殊に雑草は本当に強く、もう舌を巻いていますが、この生命力はなにも雑草だけに限ったものではなく、人間をはじめ、微生物から動物までのありとあらゆる生命体に宿っているものではないでしょうか?

そもそも、この星に存在している物質や生命体のほとんどは、この星と同じ成分で組成されていると共に、地球と言うエネルギー場の中にあって、地球以外でも、以上でも、以下でもない、同じエネルギーを共有しているのです。

そのことから、人間にも夏の雑草の生命力があって然るべきと思えるのです。

「それなら、早々にむしられたら種の保存さえままならぬユリやチューリップなどの花のように、生まれながらに虚弱体質の人や障害者はどうなのか?」との問いが湧き上がりましたが、人は花型、雑草型などと単純に一つの型に当てはめられるほど単純なものではなく、全てを含有した奥深さがあると思います。

加えて、先の花か雑草かと分類する高度な認識力や、保存や増殖もできるほどの技術力等、他の生物には真似ることのできない特殊な能力が備わっていることは一目瞭然で、このことから人ならば誰もが雑草の強さを共有でき、健康の改善も可能にする潜在力があると信じています。

つまり、人間は花の美しさと雑草の強さを同時に保つことができるはずです。

 

この生命力を湧現させる方法は、世にはたくさん存在していることと思いますが、ここでは栄養&健康指導士、パーソナルトレーナーの観点から一つの方法を述べさせていただくと、「ストレス」にポイントがあるのではないかと思います。

このストレスと上手に付き合うことが強くなることで、そのために栄養と運動が必要不可欠;エッセンシャルになると思うのです。

人体は常に大なり小なりストレスに晒されています。

そしてストレスによって受けたダメージを、無意識のうちに即座に修復しているのですが、次に同じ強度のストレスが襲った時には傷つかないように、以前よりも強固に修復しているのです。

この反応は、筋トレでは超回復理論、生化学・医学ではホルミシス効果と呼ばれるもので、免疫機能もこれと似た理屈ではないでしょうか。

運動の本質は、実はストレスであります。

「運動」することは循環器や神経等各組織にストレスを与えるわけですが、それに対応して酵素やホルモンが分泌され、以前よりも丈夫になるように各器官組織が修復・活性化され、筋肉は繊維が増えて太く強くなり、骨を更に引っ張って骨をも太く強くするわけです。

「栄養」が充分でなければ、抗ストレス作用を発揮する成分を産生できず、筋肉や骨の生合成もままならずにカタボリックに傾いてしまいます。

現代のストレスによる体調不良は、ストレス自体が過剰であると共に、そのストレスを充分に昇華させていないことと、栄養の偏りに由来していると吾人は思うのです。

 

逆説的に、もしもストレスが全く無かったらどうなるか?

人間は弱くなって病気に成りやすい体質に変化して、結局は絶滅種となってしまうでしょう。

雑草は踏みにじられれば、前よりも太くなって立ち上がり、油断をしていれば、早々に種を付けてばら蒔きます。

タンポポなど、根こそぎにしておかないと根がぶっとくなって、どんどん巨大化していきます。

 

ところで、冒頭で自身の体に同居している微生物たちは、草むしりが好きだと言ったことですが、実のところこれは冗談ではないのです。

我々の腸内細菌と、各自住んでいる土地に生息している細菌は、同じ種類であることが報告されています。

https://foodprint.org/blog/soil-microbiomes/

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6780873/

滋養の豊富な土地なら、多種多様な細菌が我々の腸内にも生息し、その逆に除草剤やらの農薬をばらまき小動物や昆虫、微生物を殲滅させ枯渇させた土地の人は、腸内細菌の種類が少ないということで、後者は免疫力に深刻な影響を与えることになるかもしれません。

我々の免疫システムの約70%は腸内環境に関係し、腸内環境の良さは腸内細菌の数ではなく、多種多様さにあるからです。

このことから、雑草が生える土地には未だに栄養が豊富であるということで、その土をいじくり回すことで、体内に多くの細菌たちが取り込まれるから、草むしり後は気分が良いのでしょう。

他にも、大地=地球を素肌で触るというのは、昨今アーシング;Earthingと呼ばれ、健康改善を促進すると提唱する流れもあります。

アーシングの有名な効能の一つとして、時差ボケ防止があります。

長時間のフライト後に、裸足になって到着地を歩き回ると、疲れも取れ時差ボケにならない。

大地に触れることによって、地球周波;シューマン共振と共鳴し、乱れている体内の電子運動が整い、その土地の微生物を体内に注入にして環境に適応する等の仕組みが、アーシングにはあるのでしょう。

「The Earthing Movie: The Remarkable Science of Grounding (full documentary)」https://www.youtube.com/watch?v=44ddtR0XDVU

 

時には童心に帰って土や砂をいじくりまわすことは、科学的にも体に良いことなのです。

もちろん、汚れたら後はきちんと洗いましょう。

Pocket
LINEで送る
Bookmark this on Hatena Bookmark
Bookmark this on Hatena Bookmark
Hatena Bookmark - 雑草談義