アトキンスダイエットと糖質制限ダイエット

ケトジェニック・ダイエットと糖質制限ダイエットの違いは、

  • ケトジェニック・ダイエット=高脂肪+適度な蛋白質+糖質制限
  • 糖質制限ダイエット=高蛋白質+高脂肪+糖質制限

 

蛋白質を多く取るか取らないかで、大きな違いが生じるのだ。

蛋白質を大量に摂取して糖質制限をすると、体は蛋白を分解してブドウ糖を作り出す、これを糖新生と言う。

よって、未だに糖代謝の体質であって、ディーゼルを燃料としたままなのだ。

また腎不全は蛋白の取り過ぎが原因のひとつでもある。

 

この糖質制限ダイエットは、90年代アメリカで話題になったアトキンスダイエットと重なって見える。

アトキンス医師は心臓病の外科医で、70年代から糖質制限とケトン体を提唱していた。

1972年に『Diet Revolution』を出版し、それから20年後に新たな研究データの上で『New Diet Revolution 』を出版し、燎原に火が付いたのだった。

この時アトキンス医師はケトン体質に触れながら、高蛋白質+高脂肪+糖質制限の食事を叫んでいた。

それがこの当時の最新データであったのだ。

この時から20年後の現在に見られる、ケトン体に関する情報と比べれば、90年代のアトキンスダイエットは蛋白過剰であり、現在では1日の蛋白質の量を88~158グラムに制限し、脂肪に関する新たな情報の上から、ケトジェニック・ダイエットとアトキンスダイエットとの違いが生じたのだ。

 

そこで、現代の日本に目を向けると、江部康二医師などは肉食べ放題を表看板に掲げ、ケトン体にも触れている。

いとも簡単にケトン体質になれるような感じなのだが、現在のアメリカでケトジェニック・ダイエットを推奨する人たちは、口をそろえて2週間~6週間の体質移行期間を設け、しつこいほどに高脂肪摂取と、ほどほどな蛋白摂取を強調しているのだ。

 

最近よく考えるのは、江部医師を筆頭に唱える糖質制限ダイエットはアトキンスダイエットの後追いなのか、それとも日本人と白人の体質の違いがからんでいるのか、はっきりとはわからない。

とりあえず日本人のDNAは、謎と神秘のベールに包まれているのはわかっている。

日本人にとって、アトキンスダイエットをするだけでケトン体質になり、維持できるものなのか、そのデータが無いのでなんとも是と非を付けることはできないが、ケトン値を測る試験紙が日本にもあるようだ。

尿試験はケトン体質に成りかかる時にはっきりと検査結果が出るが、完全にケトン化した人は尿では検出されなくなり、血液か息の検査が必要だとのことだ。

これは、ケトン体はベータ-ヒドロキシン酪酸、アセト酪酸、アセトンの3つの化合物の総称で、尿試験紙はアセト酪酸だけに反応するらしく、完璧なケトン体質になれば、アセト酪酸は尿から排泄されなくなるようだ。

 

 

ちなみにアトキンス医師は一度もケトン値を測ったことがなかったようだ

また吾人も計測したことはないが、しなくても頭の明晰さ、ジムでの汗の量、継続的持久力、エネルギ―レベルで感じ取ることができるものだ。

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