芸術のビッグバン
キュビズムは近代の抽象芸術の元祖であり、ビッグバンであります。
キュビズム以前の印象派は抽象芸術の親であり、ビッグバン前の静けさの中にありました。
キュビズムを境に内面世界を表現する、精神復興の大爆発が起こったのです。
16世紀のルネッサンスが人間復興であり、キュビズム以降は精神復興の第2のルネッサンスであると思っています。
自分がキュビズムに魚を選んだ理由は、占星術であると思いますが、前千年紀はうお座でありました。
この千年紀は、人がまるで魚を殺すように人を簡単に殺してきた、戦争の血にまみれた千年でありました。
ピカソがスペイン内戦の惨状をモチーフに「ゲルニカ」を吐き出しましたが、自分は、前千年紀の惨事をキュビズムの表現形式とオブジェクトである魚に留め、21世紀から始まる新たな千年紀が平和に染まるようにとの願いを込めて、シンプルな色とやさしいタッチで表現いたしました。
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