以前はこのシリーズをテクスチャーと呼んでいました。
モチーフのひとつとして、ラスコー洞窟の壁画のようにむき出した岩肌のような、大自然のテクスチャーを絵のベースに盛り上げ、その起伏を利用した色付けを行ったからです。
もう一つのモチーフは、量子学の論理では、人と物とに境は無くエネルギーの場が存在しているだけで、この場の違いが目に見える世界を醸し出しているだけであるようです。
自分は人は小宇宙であり、大宇宙の縮小版であると信じていますので、内世界と外世界は繋がっていてお互いに影響しあい、量子学で言うところの場は、カルマの集合体であり、絶えることなく変化を続けているということを、このシリーズで表現しました。
これは丁度印象派が、受けた印象を点で表現したように、自分は大自然の無骨な表面を思いながらミクロの点を散りばめたので、印象派の巨匠たちと大まかなところ同じ思いであったので、このシリーズを「印象」へと改めました。
コメントを投稿するにはログインしてください。