ケトン革命

ケトンとは

まずケトン体が、これからの近未来に世界的な革命を起こすと予言しておく。

 

ケトン体とは、

「断食は炎症を抑え、脳を保護する抗酸化物質を増やす。断食によって脳は燃料としてブドウ糖を使うのをやめ、肝臓でつくられるケトンを使うようになる。脳が燃料としてケトンを代謝しているときは、細胞自殺(アポトーシス)も減り、一方、ミトコンドリアの遺伝子は始動してミトコンドリアが複製される。つまり、断食で脳がよりクリアに働くようになるのだ。」(『「いつものパン」があなたを殺す』 デイビッド・パールマター&クリスティン・ロバーグ著、白澤卓二訳、三笠書房、2015年)

ケトン体の原理は、食物の摂取が途絶え、体がエネルギー源となるブドウ糖を生産できなくなった時、飢餓モードに切り替わり、体脂肪をケトン体という脂質に代え、新たなエネルギーとして使い出す。

このからくりは、太古のご先祖さまからの遺伝子に組み込まれた機能で、ブドウ糖を車のディーゼルエンジンとすれば、ケトン体は電気自動車と例えられるほどの違いがある。

部品を真っ黒にし、煤まみれにするディーゼル糖質代謝から、いつまでもクリーンなハイブリッドか電力のケトン・脂質代謝の違いである。

そして、ケトン体質になるには、わざわざ絶食をして飢餓状態にならずとも、ブドウ糖の素となる炭水化物=糖質を制限し、脂肪分をより多く摂取することによって代謝変換が成し遂げられる

 

ケトン体質になれば、頭の中は常にスッキリで集中力も増し、体中に継続的なエネルギーが満ちて、空腹に伴う倦怠感や集中力の乱れ、感情の起伏がなくなる。

食事の回数も1日1~2回となり、食費も時間も節約でき、嫌でもボッテリ贅肉が消滅していく。

消えるのはなにも贅肉だけでなく、糖尿病などの生活習慣病や、認知症、アルツハイマー病、神経疾患、循環器系疾患、癌やうつ病などのリスクが激減する。

よってこのケトン体こそが健康革命の起爆剤であり、単なるダイエットに留まらない生活習慣の根本的変化を促し、果ては糖質大量消費の世の中を脂質消費に変えるだろう。

ヤブ医者は職を失いフィットネス・トレーナーがそのポストに就き、ヤブ病院が次々と潰れてフィットネス施設となり、製薬会社はサプリ会社に、パンや菓子会社はケトンパンやケトンスナックを提供するようになろう。

米や麦は、家畜の飼料にすれば良い。

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